Alaska trip(後半)

すっかり間が開いてしまいましたが、後半です。

8/24 Wed
朝イチでアラスカ鉄道のフェアバンクス駅(Depot)に向かい、豪華客車でデナリ国立公園に向かいます。
チェックイン後しばらく時間があったので、駅構内の模型が走っているところを見学。Nゲージくらいの大きさの模型が走っていました(そしてなぜか機関車トーマスが…)

アラスカ鉄道のDenali Starはフェアバンクス〜デナリ〜アンカレッジを結ぶ豪華客車列車。Goldstar classとAdventure class、食堂車(Goldstar車両の1階部分)や軽食車に加え、ツアー専用車両も含めて総勢客車10両ほどをディーゼル機関車重連で引っ張ります。
閉塞が線路脇に"START xxxx BLOCK"として表示されていたり、列車交換時に信号場前後でいちいち止まったりと、わりかしまったりした運用がされているようですが、貨物もそれなりに走っていて、アラスカの動脈として機能しているようです。
フェアバンクス出てすぐにUAFキャンパスの脇を走りますが、UAFのエネルギーセンター?に線路が延びていて、沿線で採掘された石炭などを直接運び込み、ここでUAFで使うエネルギーのほとんどを自給しているのだとか。

Goldstarの客車は宣伝文句どおり360度の視界で、車両ごとに外に出られるデッキもついています。でも、Adventure classの客車ものぞいたら、シートピッチはそっちのほうが相当広かったのですが…
ま、眺望には代え難い、ということで。

8時過ぎにフェアバンクスを出発し、デナリに近づく頃には渓谷を走り、4時間ほどでデナリ駅に到着。定刻+10分くらいでした。

モーテルのシャトルに乗り、2時前には部屋に落ち着いて、しばしまったり。どこかに行こうかとも思ったのですが、ひさびさWifi環境だったのでネットサーフィンしたりしてうだうだしてしまいました。長丁場なので、そんなのもたまにはよいかなーと。
Grocery storeであしたの食料や水を買い込み、いったん戻って、近くのブルワリーへ。「地ビールはもう売り切れです」と買ってブルワリーらしくないことを言われてしまいましたが、ほかのアラスカ産のビールとともに、リトルリーグのモンタナ対カリフォルニア?などを見つつ、サーモンを賞味。よい気分で帰投して、日記更新しつつさっさと眠りにつきました。

8/25 Thu
きょうは一日デナリ国立公園を満喫する日。朝イチのバスに乗るべく、5時にはモーテルを出発します。しばしバスを待った上、ほぼ最奥地のWonder Lakeを目指して片道5時間半のバスの旅。
途中から未舗装になり、シャトルバス以外の車両の通行が制限されていることもあり、道ばたでwildlifeを見ることもできました。

グリズリーベア。

鹿。

Dall Sheep

ヘラジカ

ちなみにデナリ"Denali"とは、ネイティブの言葉で"the Great One”みたいなことを意味するそうで、いわゆるマッキンリー山のことを指すのだそうです。
北極海に臨んだときもそうでしたが、アラスカでそういうextremeさに触れると、なぜだか涙が出てきそうになります。こういう極限のところを一人で旅するというのもまたよい経験ですね。
入り口に戻ってきて、そのへんのトレイルをちょこっと歩いて、夕飯食べて帰投。

8/26 Fri
モーテルをチェックアウトして、公園入り口付近にあるKennelへ。無料シャトルがあるからという理由で行ってみたのですが、犬ぞりの文化をきちんと残し、しかも冬期には実際に犬ぞりで公園内をパトロールしているという、アラスカンハスキーの育成施設でした。

待機中?のハスキー氏。

ハスキーたちだけでなく、そり引いて走ってる姿も見られて、予想外に大満足。デナリのおすすめスポットのひとつです。
お昼過ぎにまたアラスカ鉄道に乗って、一路アンカレッジへ。
途中、風邪引いたらしくてすごくdizzyになって寝てたりもしたのですが、CTC化されている信号場を通過したり、アンカレッジ付近はCTC化されていることを発見したり、いろんな角度からデナリを見られたり、やはり大満足の行程でした。鉄道旅行って贅沢な時間の使い方。アムトラック旅行もしてみたいものですが、時間的にそんな余裕があるかどうか。

アンカレッジ着後、ダウンタウンのバス乗り場まで徒歩で移動して、バスでアンカレッジ空港まで。

8/27 Sat
日付は変わってアンカレッジ空港、ポートランド行きに搭乗です。値段同じだったので、なんとなくポートランドに寄ってみることにしました。
ポートランド行きは深夜便にもかかわらず満席。隣のひとが「クレジットカードないから代わりに酒買ってくれ」としつこく絡んでくるなどのちょっとした事件もありつつ(しかも彼は出発直前にトイレに行き、「気分が悪い」と飛行機を降りていったのでした…!)、寝ている間にあっという間にポートランド着。ダウンタウンに出てみることも不可能ではなかったのですが、荷物もあるし早朝だし、3時間くらいのトランジットは空港内でぼーっとネットサーフィンしている程度でした。
そしてポートランドからシアトル行きのQ400に搭乗、シアトルの摩天楼を遠目に見ながらシアトル着。「いつもの」コーヒーを堪能しつつ、中途半端に時間があったのでターミナル内を散策してみました。5か月近く前にドキドキしながらこのへん歩いてたんだよなぁ、なんて思いつつ、タキシー中に窓から見えた山を探しにターミナルの端っこまで。

ブランチ食べて、「いつもの便」でボーズマンまで帰ってまいりました。