最近読んだ記事 vol.5

The Practical University
What Is the Mission of a University?
The Practical Universityという論説とそれへの反応。
前回ポストで触れたMinervaの話も出てきています。

David Brooksのいうpracticalという語がtechnicalと奈辺に違いがあるのかは私にはよくわかりませんが(反応の方の記事でも触れられています)、東京造形大学長の式辞*1のように、「知識が人を自由にする」という意味でのliberal artsがもっと顧みられてよいと思うのですけれど。。
ところで、「知識が人を自由にする」でぐぐったら、国会図書館の「真理がわれらを自由にする」が引っかかりました。この文献考、なかなかおもしろそうです。

practical wisdomというnexusは私にはよくわかりません…wisdomってもっと、liberal artsに近い深遠な「智慧」みたいなものだと思っていたのですけれど、おしえてえらい人ー!


http://chronicle.com/article/California-Community-Colleges/138441
アメリカのCommunity Collegeのように、半ばtransfer前提みたいなところでは一層必要性が高いのかもしれませんが、IRや学生・受験生からみた可視化という点で、日本でもこういう取組を進める意味はあるのかも、と思ったり。

http://chronicle.com/article/Enlist-the-Power-of-a-401k/138387/
401Kの対象に(雇用主負担分も含め)学生ローンの返還も加えませんか?という提案。
割引率等の厳密な計算はわからないけど、学生ローンの利率も決して低くないことを考えるとそれも悪くないのかも。所得控除になるとなればなおさらですね。


http://chronicle.com/article/Take-a-Tip-From-GM/138385/
授業料割引の形態として(車みたいな)「下取り方式」を導入すると学習意欲も向上して最終的な収入増につながるのでは?という提案。
アメリカの小規模リベラルアーツカレッジの経営は、そろそろ授業料を上げるモデルにしても限界を迎えていそうであるところ、下取り方式で卒業時のパフォーマンスに応じて授業料を割り引く(車の状態がよければ下取り価格が上がるというイメージなのだと思います)ことにより、drop-out rateも減らして総収入は増えるモデル、というアイディアのようです。
日本にそのまま役立つわけではありませんが、頭の体操としてこういうのってすごくおもしろいです。


Search | Times Higher Education (THE)
UAEレバノン、マレーシアがtop100に入ってきたことに注目。
ところでトップ写真、東大の応援部ではないような。。

http://chronicle.com/blogs/worldwise/becoming-a-true-believer-in-the-value-of-international-education/32071?cid=at&utm_source=at&utm_medium=en
vice chancellor of New York University’s campus in Shanghaiの留学体験談。アメリカ帰国後のコメントには爆笑。